その多くが国宝、重要文化財に指定される「宋元仏画」
日本の仏教や美術を成熟へ導いた崇高なるほとけたちが
2025年、秋の京都に集う
News
2024/12/25
展覧会公式サイトを公開しました
宋元仏画とは
中国の宋と元の時代に制作された仏教絵画のことをいいます。
古くから仏教をあつく信奉してきた日本は、
仏教の先進国であった中国から多くの文物を舶載してきました。
平安時代後期から鎌倉時代を中心に中国から舶載された宋元仏画も
代表的な請来品(願い求めて外国から持ち帰ったもの)のひとつで、
絵画史上でも特筆される、きわめて高い水準を持つものが多く含まれています。
これらは寺院のなかで祀られたほか、絵師の手本となるなど、
長い時間をかけて日本文化に深く浸透してきました。
本展では、国内に所蔵される宋元仏画をあつめ、制作された当地の文脈に照らしながら、それぞれの特色をご紹介します。
“宋元仏画” ということばで括りながらも、描かれた内容や制作された時代、地域、
たずさわった人々など、その様相は複雑かつ多彩です。
宋元仏画を紐解きながら、その魅力に迫るとともに、
この絵画群を伝えてきた日本文化の国際性や包容力、多様性をあらためて見直す機会となれば幸いです。
主な展示作品
国宝 観音猿鶴図
牧谿筆
中国・南宋時代 13世紀
京都・大徳寺蔵
国宝 孔雀明王像
中国・北宋時代 11~12世紀
京都・仁和寺蔵
開催概要
展覧会名 | 特別展 宋元仏画―蒼海を越えたほとけたち Special Exhibition Song and Yuan Buddhist Painting: Early Chinese Masterpieces in Japan |
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会期 |
2025年9月20日(土)~11月16日(日) [前期]2025年9月20日(土)~10月19日(日) [後期]2025年10月21日(火)~11月16日(日) ※会期中、一部の作品は上記以外にも展示替を行います。 |
会場 | 京都国立博物館 平成知新館 KYOTO NATIONAL MUSEUM |
主催 | 京都国立博物館、毎日新聞社、京都新聞 |
協賛 | DNP大日本印刷 |
アクセス
京都国立博物館 平成知新館
- ◎JR•近鉄=京都駅下車、
駅前市バスD2のりばから206・208系統にて博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ - ◎京阪電車=七条駅下車、東へ徒歩7分
- ◎市バス=博物館三十三間堂前下車、徒歩すぐ
※ご来館はなるべく公共交通機関をご利用ください。
駐車場は有料となっております。